非生産的すぎる日本の銀行。具体例とその理由を解説【中編】
どうも、じぇいです。
前回の記事はこちらからどうぞ
一人あたりの生産性をあげるには
人件費を削減することがてっとり早いけど
それじゃ根本的な解決にはならないよね!てことです
(ざっくり)
日本の銀行の生産性は欧州の銀行の約半分
なぜそこまで違いが生まれるのか
今回は、日本と欧州の
職場環境、大学に対する意識の違いを比較してみます
日本と欧州、2つの違い
ジェネラリストの日本。スペシャリストの欧州。
「これ、なんで自分がやらなきゃいけないの。。」
誰もが一度は思ったことがあるでしょう。
特に社会人1年目は雑用のオンパレード。
会議資料の作成やら上司の雑務などあげたらきりがない。
いいように使われるわけです。
本来の仕事の範囲外のスキルが徐々に上がっていくので
ジェネラリストが育ちやす。。。とは言いたくないですが
いろんなことを広く浅く学ぶことが良しとされてるのは
間違いないでしょう
欧州は「新人=雑用やるべき」
なんてのはほとんどなくて雑用だけの仕事をする人がいる
イメージしやすいのは海外映画のオフィスシーンでよく見かける
社内メールなんかをカートで運んでる人
あれですあれ。
ちゃんと住み分けがされてるんですね〜
なぜか。
「ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)」で
仕事の範囲が明確に決められているから。
欧州では求人欄に仕事内容が細かく載ってて
契約のときにはきちんと仕事の範囲が定められます
だから契約書に載ってない仕事を任されそうになったら
「ノー」と言える立場にあるわけです
だから自分の仕事に打ち込む環境にあり専門性が磨きやすくなる
結果、スペシャリストが育ちやすい環境にあるわけです。
大学に対する意識の違い
「大学=人生の夏休み」と言われるほど
日本の大学生は勉強しない。
講義に出ても寝るか他のことするか。ぼくもその一人w
理由は単純で、
就活にほとんど活きないから
がんばって勉強してもどーせ就活にカンケーないでしょ?
ならやらねーわww
このスタンス。
まったく対照的に
欧州では大学生が熱心に勉強してます。
そこまでするの?ってくらいやってます
なぜかというと、採用のときに
学生が特定のスキルがあることを前提としているから
そのためには専門的知識を身につけないとダメですよね
だから大学生のうちに勉強してるんですよ
この2つの違いが生産性に影響する
職場環境の違い
- 日本:仕事の範囲があいまい
- 欧州:仕事の範囲が明確
大学に対する意識の違い
- 日本:とりあえず卒業する
- 欧州:専門性を身につける
よーいドンで仕事を始めたら
どっちが効率的か、生産性が高いかは誰もがわかる
研修期間、半年!その間に知識を身につけましょう!
学ばせてもらって給料ももらってるんだから
残業とか当たり前だよね!
てゆー日本企業と
あなたは専門的知識を身につけてるので
あとは任せました。給料分ちゃんと働いてください
成果がでたらそのぶん賞与もあります
もー答えでちゃってますよ
銀行に限らず、そもそも日本企業が総じて
生産性低い環境をつくってる
銀行だけが!というわけではないのです
しかしそうはいっても
欧州の銀行の約半分というのは
非生産的すぎる
次回は、なぜ日本の銀行は
そこまで非生産的なのかを解説します
では。