銀行の融資担当者は30年後にいなくなる?【後編】
どうも、じぇいです。
銀行の融資担当者は30年後にいなくなる?【前編】 - 立って歩く、前へ進むの続きです。
銀行の融資担当者がAIにとって代わられる仕事の一つと言われていてぼく自身がまさにドンピシャでこの職種。笑
AIについてざっくり解説した前回に続き、今回は融資担当者の仕事とAIに関する論文を絡めながら本当になくなってしまう職種なのか考えてみます。
※論文についてのみ知りたい方は目次から「AIによって自動化される職業にリストイン」 に飛んでください。
銀行の融資担当者、その仕事内容は?
そもそも銀行の支店はどんな組織体系なのか。
下図を見てください。この中で、融資担当者=法人営業担当者だと考えていただければおけです。ちなみに、組織図自体は支店によって多少異なりますのでご留意を。
(エクセルでチャート作るの難しい。。。)
金利収益と非金利収益の二本立てで稼ぐのが主流
融資担当者の仕事は、基本的に金貸しです。
融資とは資金を融通する(貸す)ことを意味していて
流れは基本的に下図の通り
(出典:金融経済ナビ http://kinyu-navi.jp/walking/kouza9/index.html)
このうち、銀行が企業から受け取る利子を金利収益と言います
しかし、今はゼロ金利の影響下で
この流れだけでは銀行がお金儲けできなくなってる
やばい!どうする!てことで重要視されているのが利子(金利)に頼らない稼ぎ方
非金利収益の強化
【参考】:非金利収益 証券投資用語辞典
これで銀行の収益力も改善される!雇用も心配ない!
というのが10年ほど前から言われてきた話
AIによって自動化される職業にリストイン
しかし、2013年にオックスフォード大学准教授のマイケル・オズボーンが出した論文「雇用の未来」には
銀行の融資担当者が、将来なくなる職種にリストイン!
原文はこちら→http://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf
個人的にはこの解説記事がわかりやすかった
→オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
詳しく知りたい方は上のふたつをご参照ください。めんどくさい方のために論文をこの記事に沿ってかいつまんで説明すると
- 今後10〜20年程度で、全体の47%の仕事が自動化されるリスクが高い
- そのうち40ほどの職種がAIにとって代わられる確率、なんと90%
- 融資担当者もその中の一つ
という感じ。なにこれもう早く銀行員辞めるしかないww
タイトルにあるようにぼくが10〜20年後じゃなくて「30年後」としたのは
技術革新と、その新しい技術が社会に受け入れられるかは別問題だと考えているから
だいたい目新しいものなんてのはみんな最初は懐疑的。なので、Aiの自動化を受け入れて普及する時間を+10年と予測
終わりに
これからどんどん仕事の自動化が進んで、50年後には仕事をすることが当たり前じゃなくなってる、なんてことももしかしたらあるかも。
その流れの中で、融資担当者のAIによる自動化なんてのは数ある変化の一つにすぎませんよね。
その変化を楽しんで流れに乗ることが大事ですな!(超抽象的締め方)
では。